【未経験OK】OAGコンサルティンググループ 人事部長インタビュー|新卒採用×3ヵ月研修の実態に迫る

はじめに
税理士業界では、長年にわたり経験者採用が主流とされてきました。しかし近年、未経験者や新卒採用を通じて新しい風を取り入れる動きが活発化しています。その中でもOAG税理士法人は、積極的な新卒採用により未来を担う若い力の育成に注力しています。今回、新卒研修に携わる私が、人事部長のS.TさんにOAGの人材育成への取り組みについて詳しく話を伺ってみました。
新卒・未経験採用のメリットとは?
インタビュアー(以下、私):
本日はお時間をいただきありがとうございます。まずは新卒採用を始められた背景について教えていただけますか?
S.Tさん(以下、S.T):
こちらこそありがとうございます。新卒採用を始めた背景には、税理士業界における大きな構造変化があります。今後、個人事務所と大規模な税理士法人の二極化が進むと予測される中、業界全体で人材不足が課題となっています。このような状況において、OAGでは数年前から未経験者の採用を積極的に行い、教育体制の整備を進めてきました。これまでの中途採用中心の採用活動に加え、その教育ノウハウを活かして、今回、社会人経験のない新卒採用へと展開することを決断しました。私たちは新卒採用を通じて次世代の人材を育成し、OAGの発展を支えるとともに、長期的な視点で業界全体の活性化にも貢献していきたいと考えています。
私:
新卒社員の教育は、様々な面で大変だと思います。それでも採用を進めるのは、新卒ならではの魅力があるからでしょうか?
名刺交換で『トランプ投げ⁉』
S.T:
実際にはたくさんの面白いエピソードがありますよ。例えば、ビジネスマナーの基本である名刺交換。私たち社会人には当たり前の作法ですが、新卒社員にとっては初めての経験です。あるとき、名刺交換の場で新入社員がトランプを配るように名刺を投げてしまって(笑)。そのときは驚きましたが、そういった予想外の出来事も、新鮮な学びの機会になっています。
むしろ、そういった「白紙の状態」だからこそのメリットも大きいんです。既存の枠にとらわれない視点で業務を見ることで、「なぜそうするの?」という素朴な疑問が、これまでの業務プロセスを見直すきっかけになることもあります。また、OAGのビジョンに純粋に共感し、まっすぐに仕事に取り組む姿勢は、組織全体にポジティブな影響をもたらしています。

「ゴイゴイスー」ではなく、名刺交換の再現をするT部長
士業界隈では珍しい手厚い 3ヵ月の研修プログラム
私:
OAGの3ヵ月研修プログラムは、税理士業界でも特徴的な取り組みだと思います。その内容について詳しく教えていただけますか?
S.T:
私たちの研修プログラムは、税理士としての基礎知識から、OAGグループならではの専門的なスキルまで、幅広い内容を網羅しています。具体的には、次の5つの軸を中心に構成されています:
OAG税理士法人の3ヵ月研修プログラム
- 会計・税務の基礎知識の徹底習得
- ビジネスマナーと実務における考え方
- 他士業(社労士・司法書士など)との連携と業務理解
- 実地研修(顧客訪問、支店見学)
- 組織理念(フィロソフィー)の共有と実践
特筆すべきは、この研修が人事部門だけでなく、様々な部門の第一線で活躍する社員が講師として参加する点です。新卒社員は多様な先輩社員から学べるだけでなく、講師を務める社員自身も教えることで新たな気づきを得られる。そうした相互作用が、組織全体の活性化につながっています。
新入社員に1番好評だった研修は⁉
私:
研修プログラムの中で、新卒社員から特に好評な内容はありますか?
S.T:
現場での実地研修が最も印象に残るようです。私たちは単なる見学で終わらせないよう、事前準備から事後の振り返りまで、一連の流れを重視しています。訪問前には目的の明確化やMTGを行い、資料の事前確認も実施。訪問後は得られた学びを共有し、次につなげる機会を設けています。幅広い業種の顧客と接することで、税理士業務の奥深さを実感できる貴重な機会となっています。
勉強と仕事の両立を支える仕組み
私:
税理士を目指す方にとって、勉強と実務の両立は大きな課題だと思います。OAGではどのようなサポート体制を整えていらっしゃいますか?
S.T:
OAGでは、社員一人ひとりの主体性を重視しています。画一的な勉強会は設けず、各自の目標や学習スタイルに応じた支援を心がけています。業務時間後の自主学習を希望する社員には業務調整で配慮し、実務経験を重視したい社員にはその機会を提供します。
私たちの考えの根底にあるのは、「自己実現」の支援です。会社の理念は重要ですが、それ以上に個々の社員が描く将来像を大切にしています。繁忙期などで全ての要望にすべて応えられないこともありますが、可能な限り一人ひとりの目標達成をサポートする体制を整えています。

働きやすさと社内文化
私:
OAGならではの働きやすさについて、具体的な取り組みを教えていただけますか?
S.T:
環境づくりの核となるのは、充実したコミュニケーションです。全社員ミーティングや社員旅行などのイベントを定期的に実施し、部門を越えた交流を促進しています。また、時差出勤や時間単位の有給休暇制度を導入し、個々のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を支援しています。
デジタル化が進む中でも、私たちは対面でのコミュニケーションも大切にしています。お客様への価値提供を最大化するため、デジタルとリアルのベストミックスを追求し続けています。
学生へのメッセージ
S.T:
税理士法人というと堅いイメージをお持ちかもしれません。しかしOAGは、伝統と革新のバランスを大切にする組織です。36年の歴史で築いた信頼関係を基盤としながら、常に新しいことにチャレンジできる環境があります。
Big4や大手にはない、中堅規模ならではの魅力があります。小規模なお客様との信頼関係を大切にしながら、業務の質を高め、新たな挑戦を続けていく。そんな環境で、皆さんの可能性を広げてみませんか?

OAG税理士法人:未経験・新卒採用の応募について
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