後世畏(おそ)るべし
「後世畏るべし」とは、私の大好きな言葉の一つです。
論語の一節で、「若者を侮るなかれ。若者といえども畏敬の念を持って接しなさい」という教えです。
私はこれを「後世=若者=未来の担い手」と理解しようとしています。
企業経営にとって最も重要なことは、お客様の満足を追求し、期待以上の価値をいかに提供するかに懸かっています。
そして、その担い手たる社員の満足なくして、それを達成することはできません。
私がこの言葉を大事にしているのは、企業経営において若者にチャンスを与え、若者に生き生きと働いてもらい、若者の考え方を傾聴することにつながるからです。
往々にして、年長者や会社の上層部は高慢になりがちです。
それを諫める言葉として、「後世畏るべし」は最適だと思っています。
会社経営は、決して特別なことではありません。
会社経営だけを上手くやろうとしてもできないのです。
経営の前にまず、人はどう生きるべきかを問われています。
人間への愛情や共感がベースになければならないのです。
それがない人に、リーダーが務まるとは思いません。
「後世畏るべし」という言葉は、「弱い自分=高慢になる自分」への諫めの言葉でもあります。
私は自分の職業として企業経営を選びました。
企業を生々発展させる義務があります。
そのために必要なのは、何と言っても「人」のモチベーションです。
そこに「後世畏るべし」は、まさにぴったりの言葉だと思っています。
繰り返しになりますが、何も分かっていない若者であっても、畏敬の念を持って接しなさいという教えです。
言うまでもなく、その若者こそが未来を創る存在に違いありません。
2025.11
OAGコンサルティンググループ 会長 太田孝昭



